私はタンポポの綿毛と同じくらい繊細な心の持ち主なので、
何か言う前にとりあえず枕詞(クッション言葉)を置くことが結構あります。
この「枕詞を置く行為」そのものの良し悪しはさておいて、
ちょいちょい使う表現をまとめておきます。
この記事は 約2分 で読めます。
1. ぼやかし系
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よくわからんことを言う際に使う表現達。
I’m not sure but, ~
(~じゃないですかね。よくわかりませんけど。)
確信度:★☆☆☆
☑ 関西弁の「○○って☐☐やろ。知らんけど。」に似てる。知らんけど。
☑ 確信度0%~50%以下だが、思っていることを言いたい時に使う
☑ 自分の専門外・管轄外のことを話す際にわりと多用
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My gut tells me that ~
(直感的に~だという気がする。)
確信度:★★☆☆
☑ けっこうカジュアルな感じ
☑ 同僚との打ち合わせ等で「確信度30%~50%のこと」を言いたい時に
☑ gut = 内臓 のこと。直訳「僕の内臓がこう言ってるんだけど~」
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If I’m not mistaken, ~
(もし私の勘違いでなければ、~)
確信度:★★★☆
☑ これは「とりあえずの枕詞」で使うことがかなり多い(私の場合)
☑ 確信度は、そこそこ高い時に使うけど、まぁ、低くても使う。わりと万能。
☑ 周囲の人たちがこの表現を使っている様子からも、そんな印象を受ける
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In my understanding ~
(私の理解では~)
確信度:★★★☆
☑ カジュアル、オフィシャルどちらでも使う
☑ 「確信度60%~70%のこと」を言いたいときに使ってる気がする
☑ My understanding is that~ という形でもOK。意味は同じ。
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If my memory serves me well, ~
(私の記憶が確かなら、~)
確信度:★★★*
☑ 「確信度70%~80%のこと」を言いたいときに使う
☑ 先の表現(In my ~)と概ね同じノリだが、こちらのほうがややカタい印象
☑ 直訳「私の記憶がちゃんとお仕事してくれているとすれば~」
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As far as I’m concerned, ~
(私が知る限り、~)
確信度:★★★★
☑ 確信度90%~くらい
☑ 少なくとも、言及している内容に関して概ねSureである時に使う
☑ これを使う際は、後に続く内容について何かしらの理由/根拠を持っている
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2. モノ申す系
誰かにモノ申したいときに使う表現達。
That’s my tidbit.
(以上、私のちょっとした意見でした)
☑ カジュアルな響き。tidbit = 「一口、ひとかけら」の意味
☑ 人に何か言った後に、謙遜の意味を込めてこの表現で〆る
☑ 発音的には「チビッ」と言ってるように聞こえる
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That’s my soapbox.
(以上、僕からのエラそうな講釈でした)
☑ 先ほどの tidbit に類似。こちらは特に「べらべらしゃべった後」に使う。
☑ その昔、街頭演説の際、石鹸用の木箱の上に立って演説していたことに由来
☑ 転じてsoapboxが「偉そうに講釈を垂れる」「説教をぶつ」の意味に
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If I may put my two cents in, ~
(私の拙い意見を申し上げるとすれば、~)
☑ それなりの場面で使う。上司/お客さんへの提言時など。
☑ two cents =2セントで、文字通り「ほとんど価値のない物」
☑1セントでも3セントでもなく、なぜか2セント。理由は謎。
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With (all due) respect, ~
(お言葉を返すようで恐縮ですが、~)
☑ へりくだり度MAX。だが、しっかりと反論したい時に使う
☑ 相当堅い響きがするので、ビジネスシーンで目上の人にモノ申す時専用
☑ これを使う時は、それなりの覚悟なり決意を持った状態
《この表現を使う際のイメージ》
動画開始8秒ほどで「With respect」が登場。さらに数秒後に、もう一回。
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老人「 お前ら散々なことをしでかしおって。これ以上貴様らの話は聞きとうないわ。」
口髭「 お言葉ですが議長…」
老人「 座れ!ガラハット卿!」
口髭「 お 言 葉 で す が!議長!私はこたびの一件で友を亡くしました。」
こんな感じで「明らかに目上の人にモノ申す」際に使う。カタい表現。
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お し ま い