総論②(5W1H 前半)

前回の記事では、「なぜ5W1Hを考えることが大切なのか」を説明した。
今回から2回に分けて、実際どのように「5W1H」を考えていけば良いかを説明する。


<目次>

  1. Who(自分は何者なのか)
  2. Why(なぜMBAを目指すのか)
  3. What(なにを学びたいのか)
  4. When(なぜ今なのか)・・・次回掲載
  5. Where(なぜその学校なのか)・・・次回掲載
  6. How(どのように学費を賄うのか)・・・次回掲載

 

1.Who(自分は何者なのか)

出願準備の初期段階で最も重要な作業とは何か?

それは、自身の経歴の棚卸を行うことである。

どのようなバックグランドを持っていて、強みは何か、弱みは何か。
職務経歴書を作成したことがある人は、それとほぼ同じ作業になる。

これは、学校説明会の会場等でアドミッションと話をする機会があった際に
開始30秒で伝えるべき内容となる。

私自信を例に取ると、概ね以下のようなイメージになる。

  •  社会人歴約8年。前半4年をIT畑、後半4年をコンサル畑で業務に邁進
  •  前者では「ITをどう作るか」、後者では「ITをどう使うべきか」を体得
  •  今後は、一段視座をあげ「経営」目線でITと接し、企業価値の向上を図りたい

この段階では上記の「3行メモ」が出来ていれば十分である。
まずは”軸”を作ることが肝要。
この軸を基に、追々、自身が収集した情報等を使い、
内容の充実化(肉付け)を図っていく。

2.Why(なぜMBAを目指すのか)

シンプルながら、どの学校の面接でも必ず聞かれる。

キャリアプランは十人十色であり、ゆえにこの問いに”正解”は存在しない。

だからこそ、月並みではない、他者と差別化された”Why”を考えておく必要がある。
十人並みの答えでは、周囲の志願者に埋もれて終了である。

ありがちなのは、

  • 数年間実務経験を積んだ今、改めて体系的に経営を学びたく云々
  • 事業会社で積んだ経験を基に、起業を考えており、その礎としてMBAを云々

という理由。

なるほど、わかる。とても良くわかる。
なぜなら私も始めはまったく同じような考えを持っていたから。
ただ、このような2秒で考えつくような理由は、他の誰しもが思いつくということ。

脳の表面から出てくる程度の考えでは絶対にだめである。
ここでは、脳幹から絞り出すような思考が必要。

では、どう考えれば良いか?
「Long Term Goal」と「Short Term Goal」を考えるのである。
この2つもまた、Essayやインタビューで必ず問われる。
考える順番は、Long→Shortの順である。

・ 最終的にどうなりたいか?(Long Term Goal)
・ そのためにまず何を達成したいか?(Short Term Goal)

タイプとしては以下の2つに大別される。

  1. 既存キャリア路線踏襲型
  2. キャリアチェンジ型

「1」は、例えば以下のようなパターン。

現在は主任クラスだが、将来的にはアジア地域の統括部長として、
日本と東南アジアを股にかけた取引のスキームを構築したい。

といったような、現在のキャリアレールの延長線上に長期目標があるタイプ。

この場合、「アジア地域の統括部長としての業務遂行」というを長期目標の達成には、
まず、アジア関連のビジネス知見を溜め、
その後、同地域での複数プロジェクト遂行実績を積むという短期目標の達成が必要。
しかし、現職のポジションでは、それを実現するための機会が不足している。

これを補うため、短期間でレバレッジの効いた習得方法としての
アジアMBAという選択肢、といったストーリ展開となる。
いわば短期目標と長期目標をくっつける「接着剤としてのMBA」となる。

「2」は、以下のようなパターン。

現在は製造業に従事しており、これまでの業務経験から、
今後益々アジアでのモノづくりが重要視されると見ている。
今後は、そのためのインフラを金回りで支えるような仕事にグローバルに取り組みたい。

すなわち、製造業から金融業へのキャリアチェンジを伴う長期目標があるタイプ。

この場合、MBAを取得する理由はただ一つ。
キャリアチェンジの起爆剤としてである。
そのため、なぜMBAなのか?というよりも、なぜ製造→金融へチェンジしたいのか
という問いに対して納得いく回答を用意することが肝要。

いずれのパターンにおいても、まず遠い未来の話について思案し長期目標を炙り出す
次に、そこから手前に刻みつつ思考を短期目標に落とし込んでいく
その途中、MBAという接着剤なり起爆剤が、どのような意味を持つのかについて
ストーリの中に混ぜてやればよい。

3.What(何を学びたいのか)

自分が何者なのか(Who)、そして、なぜMBAなのか(Why)がある程度まとまってきたら、
次なるは「何を学びたいのか」を思考する。

何を学びたいのかって?そりゃあMBAだよ。。。

このリアクションになった貴方は、正しい反応である。
私も当初、まったく同じ反応をした。

ここで言う「何を」とは、

「マネジメント」なのか「ファイナンス」なのか、はたまた「アカウンティング」なのか?

という話、すなわち専門分野のことである。

大学の学部生に例えると、
法学部に入って(=MBAに在籍して)、民法を専攻する(=ファイナンスを専攻する)というイメージ。

MBAという大きなくくりの中の、もう一歩細かなカテゴリで、
自分が何を身に着けたいのか考えることが必要になる。

なぜなら、各学校で得意とする領域/分野が大きく異なるからである。
ファイナンスだと○○大学、ゼネラルマネジメントなら□□大学といった具合に、
自身が何を専攻したいかが、大学選び(このあと登場する”Where”)に密に絡んでくる。

ここまで考えた内容を基に、続けて5W1H残りの半分を整理していく。

(総論③(5W1H 後半)につづく)

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